一方、中国のトイレにも張り紙は存在するが、書かれている内容が全く違っているのだという。中国メディアの今日頭条は18日、「日本の公衆トイレの張り紙を見たら、顔を上げられなくなった」と論じる記事を掲載し、日本の公衆トイレにあったという張り紙について紹介している。
記事は中国と日本の公衆トイレにある張り紙の写真を掲載し、中国のトイレには「便器の中に様々なものを入れないでください。使用後のトイレットペーパーは、ゴミ箱の中へ」と表示されているのに対して、日本の公衆トイレにある張り紙の多くは、「使用後のトイレットペーパーは便器の中へ」と中国語で表記してあることを紹介した。
この日本のトイレの張り紙を見た中国人は、「恥ずかしくなって顔を上げられなくなった」ことを紹介している。その理由について記事は、日本では「使用後のトイレットペーパーがゴミ箱に放置してあっては、細菌が繁殖して衛生的に良くない」と考えられていることを紹介しつつ、日本を訪れた中国人旅行客が「中国国内の習慣のまま、使用済みのトイレットペーパーをゴミ箱に捨てているらしい」と紹介した。
中国では、下水道の設備が良くなかったり、トイレットペーパーの質が悪かったりといった理由で、トイレに流すと詰まってしまうことがある。そのため、トイレでは使用後のトイレットペーパーを備え付けのゴミ箱に捨てる習慣があるのだ。こうした不便さは次第に解消されつつあるが、人の習慣はなかなか変わるものではなく、中国人としては同胞が「日本のトイレでも使用済みのトイレットペーパーをゴミ箱に捨てている」ということが恥ずかしく思えたようだ。
10月1日から8日間、中国では国慶節(建国記念日)の連休を迎える。この休みを利用して日本を訪れる中国人も多くいることだろう。その期間中に、彼らは自国との違いをどれだけ目にすることになるのだろうか。
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