夜の工場地帯が夜景スポットとして近年注目を集めているが、夜の港や、港に停泊している船が作り出す風景も美しい。中国メディア・今日頭条は23日、夜に撮影した日本の潜水艇の写真が幻想的で美しいとする写真記事を掲載した。


 記事は、先日日本の「そうりゅう」型潜水艦が写っている夜景の画像がネット上に出現し、光の効果も相まって夢や幻のように美しいと紹介。紹介された写真には、海上に艦体の上半分だけを見せた潜水艇が放つ照明の光線が、もやのかかった空中に拡散して周囲を明るく照らしている風景が写っている。

 そのうえで、「そうりゅう」型潜水艦が「おやしお」型潜水艦の後継として設計された非大気推進型(AIP)潜水艦で、1番艦の「そうりゅう」は2005年に三菱重工神戸造船所で起工、07年に進水し、09年3月30日に呉を母港とする第1潜水隊群で就役したと紹介した。

 さらに「そうりゅう」というネーミングは、海上自衛隊が潜水艦に対して数十年間続けてきた「○○しお」という命名の慣例を打ち破り、海上自衛隊発足以降初めて第2次大戦期に用いられていた吉祥動物のネーミングを用いたものであると説明。「そうりゅう」を漢字で書いた「蒼龍」は、旧日本海軍の航空母艦に付けられていた名前であることから「第2次対戦で日本軍の侵略を受けた各国の人びとにとって、この名前の復活は実に気分の悪いものだ」としている。

 「そうりゅう」型潜水艦は2009年に1番艦の「そうりゅう」が就役して以降、14年を除く毎年3月に1隻ずつ新たに就役している。
現在までに就役しているのは、就役順に「そうりゅう」、「うんりゅう」、「はくりゅう」、「けんりゅう」、「ずいりゅう」、「こくりゅう」、「じんりゅう」、「せきりゅう」の8隻。そして来年3月には9番艦の「せいりゅう」が就役を予定しており、最終的には12番艦まで建造される見込みだ。(編集担当:今関忠馬)


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