中国メディア・今日頭条は26日、「世界最大のロボットメーカーは日本にある ファナックはどうしてこんなにすごいのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本がロボット開発先進国であり、産業用ロボットを中心に多くの著名企業が存在すると紹介。
中でもファナックは世界的に見てデジタル制御システムの科学研究、デザイン、製造、販売で強い力を持った著名企業であるとした。

 そのうえで、同社の大きな売りがナノメートル単位の制度を実現したコンピューター数値制御(CNC)システムにあり、世界の多くの工作機械に同社のCNCシステムが採用されていると紹介。また「最先端の視覚センサー、力センサーによる精密な生産作業をこなすロボットの動きは人間の手に匹敵するほどだ。ファナックのロボットは食品、薬品、電子部品、自動車などさまざまな分野に応用されており、世界の著名企業の工場ではいたるところでその姿を見つけることができる」と説明している。

 そして、同社の核心的な技術や経営に関しては、長きに渡り創始者の稲葉清右衛門一族の手中にあり、外界から内部をうかがい知ることは難しかったとする一方、世界最先端の技術を保ち続ける背景には同社の技術研究重視の姿勢があり、社員の中に若い研究員が多いこと、12の研究所と7つの技術センターを持っていることを紹介した。

 そして記事は最後に、同社が富士山の麓である山梨県忍野村に本社を構えていることから「もし富士山が噴火するようなことがあれば、世界じゅうの生産作業が停止することになる」という話まであると伝えている。

 少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少に伴い、日本の各種産業は今後ますますロボットの手を借りる必要が出てくる。そのニーズを満たしてくれるのが世界に名だたる産業用ロボットメーカーの面々であり、日本社会にとっては頼もしい存在と言える。日本の一部企業を飲み込んだ不正や改ざんの波が、これらの企業を侵食していないことを切に願いたい。(編集担当:今関忠馬)(イメーシ?写真提供:(C)prescott09/123RF)


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