中国でも大都市では地下鉄が普及するなど、公共の交通機関が非常に便利になってきているが、どこが日本と違うのだろうか。記事は電車の例をとり、働く人の「意識」が違うと称賛した。
どの仕事でも同じだが、電車の運転も現在ではその多くが自動化されており、素人が見るとそれほど忙しくないように思える。しかし、日本の運転士の意識は高く、声を出して指さし確認する指差確認喚呼を怠ることはない。筆者は、誰も見ていないうえ、わざわざつぶやいたり指を差さなくても確認はできるのに、と不思議に思っているそうだが、必ず実行されていることには大変感心しているという。
また、日本の電車には最後部に車掌がいるが、車内の乗客に駅名を案内したり、荷物や傘を忘れないよう注意を喚起したりしていることに「親近感を感じる」そうだ。駅に着くたびに自ら降りて乗客の乗降に注意を払っている様子はまじめそのものである。日本の電車では、運転士も車掌もプロ意識が高いと言えそうだ。
では、電車で働く人の意識が違うと乗客にはどんな影響があるのだろうか。記事は、日本の電車内では休んでいる人が多いことに着目した。新幹線、地下鉄、電車の別を問わず、日本の公共の乗り物では寝ている人が多い。これは、「安心して休める」証で、運転士や車掌がまじめに仕事に取り組んでいるのを知っているからだ、と中国との違いを指摘した。
誰が見ていなくても、手順を守る日本の運転士と車掌。中国人からすると理解できないほどのまじめさだが、そのおかげで安心・安全な生活が守られているのは間違いないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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