中国メディアの東方頭条はこのほど、「些細なことでもすぐに謝る日本人は謝罪が好きなのだろうか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本人がどれだけ些細なことで謝罪しているのかを紹介した。
中国では「日本人は非常に礼儀正しい」と認識されているが、その一方で、日本は人間関係や利害関係が非常に複雑になっていて、些細なことで謝罪しなければならなくなっていることを紹介。大企業のトップが社内で発生した不祥事に対し、カメラの前で深々と頭を下げて謝罪する光景も日本では特に珍しいことではないと紹介した。
さらに、日本では公に謝罪する場合は、黒のスーツを着用し、表情は真剣であるなど、謝罪にもルールがあると指摘。顔がにやけていたり、態度が悪かったり、反感を買うような発言は火に油を注ぐことになるため厳禁であることを強調。さらに、不祥事を起こした会社の幹部たちは公衆の目があるためか、高級車や家を買うことすら控えるとしたほか、幹部が給料を減額したりボーナスの返上したりすることも日本では一般的だと紹介した。
最後に記事は、日本人は些細なことでもすぐ謝罪するが、「なぜ中国に歴史問題で謝罪しないのか」と皮肉っている。これについては日本はこれまでに何度も謝罪しており、中国でその事実が広く周知されていないだけだ。
確かに日本では謝らなくても良い場面でも謝ることが習慣になっているケースがある。中国では状況にもよるが、自分からはまず謝罪しない。謝罪することは自分を不利な立場に追い込むものと考えるためだ。
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