まず記事は、中国の写真を掲載している。そこには中国の一般的な住宅の風景として、10階建ての建物が建ち並んでいるなかに40階建ての高層マンションが建っている様子が写っている。次に日本の一般的な住宅地として、2階建ての戸建て住宅が建ち並んでいる新興住宅地の写真を掲載。これらの写真から分かる「日中の住宅事情の決定的な違い」は、日本では低層階の家に住むことが可能であるのに対し、中国では農村でない限りはマンションに住まざるを得ないことであると紹介した。
続けて、「日中の住宅事情に決定的な違い」が生じるのは、日中の土地をめぐる制度に根本的な違いがあるためと紹介。中国の土地は公有制であるのに対して、日本の土地は個人の財産の一部分とみなされていて、土地の所有権利を購入すれば、永久的にその土地を使用することができるので、多くの日本人は自分の土地に戸建て住宅を建てることを好むと伝えた。
さらに記事は、都会の会社に勤めていたとしても、郊外であれば土地の値段も安くなるし、日本の交通事情は良いので郊外であっても十分に市街地に通勤可能であることを指摘。つまり日本は中国に比べて戸建て住宅に住むことがより容易な環境にあると指摘した。
ほかにも記事は、日本は地震の多い国なので、建物の耐震規準が高くなっていることも高層ビルが少なく、戸建て住宅が多い理由の1つであることを紹介した。国や地域によって法律や気候が違うと同時に住宅事情も変化してくるものだ。中国でも農村部に行けばモルタルやレンガ造りの一軒家を見ることができるが、土地はやはりその家に住む人のものではなく、中国ではたびたび土地の強制収用が問題となっている。
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