日本、中国、韓国の東アジア3カ国は、互いに複雑に絡みあっており、常にどこかの関係上で対立が起こっている状況だ。今年は特に、中国と韓国の2国間関係のこじれが目立った。
中国メディア・今日頭条は27日、「もし、日中韓3カ国が同盟を結んだら、何が起きるか」とする記事を掲載した。

 記事は、このほど米国のネット掲示板上に、「もし日本、中国、韓国が同盟を結んだら、世界にどのような変化が起きるだろうか」との質問スレッドが立ったことを紹介。多くのネットユーザーが自らの観点を披露したとして、回答の一部を取り上げている。

 回答は、おおむね3つのグループに分かれているようだ。1つめのグループは、同盟が世界に大きなインパクトを与えるという予測だ。「この100年、東アジアの統一はアジア各国の学者が抱いてきた夢だった。実現すれば、西洋諸国にとっては悪夢になる」、「日韓の技術に中国の廉価な労働力が加わったら、世界経済は終結する」とのコメントが出ている。

 2つめは、問題が噴出すると予測するグループ。「まず、人口過剰が起き、さらに高齢化が起こる。一体誰がお年寄りの面倒を見るのか」、「まず思い付くのは、文化や生活スタイルの衝突によって、結局は、現在の状態に戻るのではないかということ。現状でもそうだが、3カ国には異なる点があまりにも多い」といった声が寄せられた。

 そして、3つめは、「そもそも起こり得ない」とするグループだ。
このグループでは「不可能だ。中韓の友好は日本あってこそ、日中の友好は韓国あってこそ、日韓の友好は中国あってこそなのだから」、「3カ国間の同盟は不可能。欧州のような共通通貨、共通移民政策などはできない」、「メキシコ・カナダ・米国が同盟を結ぶ以上にあり得ない」、「ロシアがNATOに入る以上にあり得ない」といった回答が紹介されている。

 現状では、全面的な同盟が結ばれる事は考えにくい。しかし、将来何が起こるかは分からない。現在の対立や意見の相違などがちっぽけに感じられるほどの重大な脅威を持つ、共通の敵対勢力が出現したならば、同盟を結ぶ可能性が高まるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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