日本が40年以上にわたって維持し続けてきたGDP2位の座を中国に奪われた際、日本国内では失望とため息が広まったが、中国国内では逆に「ついに日本経済を逆転した」と喜びの声が上がった。

 日本は今もGDP3位の座を保っているものの、日中のGDPの差はすでに2倍以上に広がっている。
また、中国企業は近年、スマホや家電など複数の分野で著しい成長を見せており、日本企業が中国企業に買収される事例も増えている。

 日本は少子高齢化が進み、中国に比べると経済成長も非常に緩慢であるためか、中国では「日本はもう三流国家に成り下がった」という声も少なからず存在する。しかし、こうした主張は果たして正しいのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人から見た日本の国力について考察する記事を掲載し、中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 記事に寄せられたコメントを見てみると、「日本を三流国家と見なすことなど、到底不可能」だという意見がほとんどだった。たとえば、日本は1億人を超える人口と世界的に見ても決して小さくはない国土を持ち、しかも、世界第3位の経済大国なのに「どこをどう見れば三流国なのか」という問いかけもあった。

 日本の一人あたりGDPは中国を大きく上回り、先進7カ国の一員であると同時に高い教育水準と科学技術を持ち、電機や精密機械、造船、鉄鋼、化学、自動車などは世界一流の技術力を持つと指摘。特に中国が目指す製造業の高度化という観点から見れば「日本はすでに圧倒的な高度化を実現している」とし、日本が三流国ならば「どこが一流の国なのか」という声も見られた。

 また、中国の国力が向上したからといって、日本を軽視したり、侮ったりすることは「驕り」である指摘する声も見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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