日本の文化の多くは中国文化の影響を受けているが、料理に関しては日本と中国では考え方や重視するものが大きく違っている。日本料理は素材の味や鮮度が重視され、料理の見た目も重要だが、中華料理は見た目や素材の味を生かすことをほとんど重視していない。


 それゆえ中国人からすれば、日本の各種料理はまるで「芸術品」のように美しいとすら感じられるようだ。香港メディアの鳳凰網は26日、日本を訪れた場合は寿司を食べてみるよう読者に向けて呼びかける記事を掲載し、その理由として「寿司は食べ物に見えないほど美しいためだ」と伝えている。

 記事は、さまざまなネタが乗った寿司の写真を複数掲載したうえで、「寿司は食べ物と言うより、芸術品と呼ぶにふさわしい」と主張。また、自らの手で美味で見た目も美しい寿司を生み出す寿司職人は、料理人と言うより芸術家と呼ぶにふさわしいと論じた。

 続けて、少量のご飯と魚の切り身という組み合わせであるにもかかわらず、寿司の見た目の美しさは驚異的であるとの見方を示し、シャリとネタの大きさのバランスや色合いは本当に美しいと指摘。寿司職人は一生をかけて技術を高め続けると紹介し、これこそ本当の意味での職人であり、その職人が両手から生み出す握り寿司はまるで芸術のように美しく、世界的に寿司が人気であることも不思議ではないとしている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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