中華料理は日本人にとってもっとも馴染みのある外国料理と言えるだろう。ラーメンや麻婆豆腐、餃子などは日本の食卓に頻繁に登場する中華料理だ。
しかし、日本人が食べている中華料理の味は必ずしも本場の味と同じではない。

 中国メディアの快資訊は31日、日本で広く食されている中華料理は「日本人によって改良されている」と伝えつつ、どのような中華料理が日本でどのように変わったのかを紹介している。

 記事はまず、日本国内には数多くの中華料理店が存在するものの、そこで提供されている中華料理は本場の料理とは多かれ少なかれ違いが存在すると指摘。たとえば、中国では「主食」として食べられている餃子が日本では副食として扱われ、しかも、中国では水餃子であることが一般的な餃子が日本では「焼き餃子」として食されていると指摘した。

 また、中国でチャーハンといえば「卵チャーハン」を指すことが一般的であると指摘する一方、日本のチャーハンは卵以外にも多くの具材が入っていて、中国で言う「揚州チャーハン」に近い料理となっていることを紹介。そのほか、麻婆豆腐も中国のものに比べて唐辛子や山椒による辛さが少なく、甘さすら感じられると指摘したほか、ラーメンも日本と中国では全く違う料理と言えるほど異なっていて、日本で独自の進化を遂げたものであることを強調した。

 さらに記事は、日本で中華料理として扱われている「天津飯」は、中国には存在しない中華料理であり、日本生まれの中華料理であることを指摘。日本で食されている中華料理は日本人によって改良され、中華らしさが減っているものの、中国人にとっても美味しく感じられるものが多いと伝え、日本を旅行で訪れた時には中華料理を食してみるのも一興であると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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