日本の警察は親切で親しみやすいと言われており、これは世界でも際立っているという。どのような用件でも、気軽に交番で尋ねれば助けてくれるのは日本ならではの話だろう。
中国メディアの快資訊網は21日、日本の警察がいかに中国の警察と異なっているかを紹介する記事を掲載した。中国人にとって日本の警察は「想像を超える」存在なのだという。

 では、日本の警察はどのようなところが「想像を超える」のだろうか。記事は、中国と違って「交通警察、司法警察、武装警察」の区分がないことだと指摘。中国ではその担当内容によって組織が分かれているが、日本の警察には区分がないため仕事の幅が広く、大変であると伝えた。また、日本人は全体として礼儀正しく、日本の警察も親しみやすさを感じさせるという。

 中国では少し前に、日本の警察がひざまずいて同じ目線でおばあさんに何か話しかけている写真がネット上で紹介され話題となったと記事は紹介。中国では威厳を示すためか、警察官は威圧的で、市民と話をするためにひざまずくという光景はまずあり得ない。

 しかし記事は、日本ではこうした光景をよく見かけると指摘。停車した車の運転手に向かって話しかけたり、子どもと目線を合わせて話を聞くのにひざまずくのは普通のことであるとした。記事は、「相手を尊重しているから」このようにするのだと指摘。日本では他人への尊重は人として基本的なことであり、相手が座っていたら自分も座り、目線を合わせることで相手に見下ろしていると感じさせないのは自然なことであると伝えた。


 また、日本の警察の特徴は「警杖(けいじょう)」を持っていることだと紹介。中国では武装警察などは銃を持って警備や巡回をしており、棒1本で持ち場について警備している様子がおかしく感じるようだ。記事は「これで身を守り、物を捜索したり危険物の確認にも役立ち、疲れたら寄りかかって休める」とその役割を紹介した。そして、銃ではないというところに、日本の犯罪率の低さを感じさせるとした。

 日本の警察官は、中国や他の国の警察官とは大きく異なっているようだが、良い意味で異なっているようだ。日本でも警察に関する不祥事のニュースも最近では少なくないが、警察の方々には引き続き良いイメージを保ってもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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