子どもの教育についてはどの国の親でも関心があるだろうが、中国人はもともと教育熱心であるうえ、競争も激化していることから子どもの教育に対する関心は非常に高い。中国メディアの快資訊は14日、日本の幼稚園で提供される食事から日本と中国の教育の差が見えると論じる記事を掲載した。


 中国でも就学前に子どもを幼稚園に通わせ、基本的な生活習慣や他の子どもとの協調性を学ばせようと考える家庭が多い。しかし、一人っ子の家庭が多く、共働きが一般的な中国では祖父母が子どもの世話をするゆえ過保護になる傾向がある。それゆえ子どもの自立心を育むのが難しいと感じている親も少なくないようだ。

 幼稚園で子どもにどのような食事が与えられるかは、子の健康な成長を考える親にとっては重要なことだが、記事は中国人の親が日本の幼稚園で提供されている食事を見ると「質素で一見した感じでは馴染めない」という印象を受けると紹介。

 写真で紹介されている日本の幼稚園の食事は「卵スープ、少量の野菜と肉のおかず、ご飯、牛乳」といった献立で、日本人からするとごく普通の内容と量に感じられる。しかし、中国人の親からすると日本の給食と比べて「中国の食事の安全性や質は問題だが、栄養価の面では中国の給食のほうが良いのではないか」と感じるようだ。

 しかし、「日本は子どもが食べられる量を研究しており、中国人にはこんな少しと思える量でも、実際にはちょうど良い分量」であると伝え、食べ物の浪費を防ぎつつ、料理にかかる時間を無駄にしていないと指摘した。また、食事の時間に子どもたちに「マスク、白衣、帽子を着用させて衛生習慣を養い、出たゴミを分別して捨てることも身に着けさせている」と説明。それゆえ一見質素な食事に見えても、日本の幼稚園の食事は「子どもが基本的な生活習慣を身に着け、自立するために役立つ教育の一環」となっていることを知ると、「中国人の親は日本と中国の教育にはまだ大きな距離が存在している」と認識し、言葉を失ってしまうのだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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