日本を訪れた中国人が驚くことの1つに「日本人は歩くスピードが速い」というものがある。中国では確かにのんびり歩いている人も多く、道端でぼーっとしている人を見かけることもあり、それゆえ中国人の目には「日本人は誰もがいつもせかせかしている」ように映るようだ。


 中国メディアの快資訊は22日、中国では暑い夏になると、外で新聞を読んだり、木陰でのんびり昼寝をしたりする人の姿をどこでも見かけることができ、時間がゆっくり流れているように思えると指摘する一方、日本ではそのような光景を見ることはなく、早足で歩く人の姿ばかりであることを伝えている。

 記事は、日本でも昼間に居眠りをしている人の姿を見ることができると紹介する一方、それは地下鉄などの車内で「疲れて居眠りをしている」だけであり、中国のように時間を持て余して昼寝をしているのとは違うと指摘した。また、人口が多い中国では街を歩いている人の数も多いが、「日本人のようにせかせかと歩く人はいない」とし、時間に対しても厳格ではないと論じた。

 一方、日本では電車や地下鉄の公共交通機関は秒単位の正確性が求められ、時間どおりに電車が到着し、時間どおりに発車するのが正常だと指摘。また、食事の時間も同様で、ゆっくりと食事を楽しむ中国人に対し、日本人は朝食も昼食も時間は非常に短いとし、「なぜ日本人はここまでせかせかしているのだろうか」と疑問を投げかけた。

 中国も近年は経済成長にともなって競争が激しくなり、仕事や勉強に忙殺される人も増えているようだが、それでもまだ公園などでのんびり過ごす人の姿を至る所で見ることができる。また、確かに歩く速度は日本人の方が中国人より速いというのは事実だろう。こうした環境で暮らす中国人から見れば、「日本人はいつも何かに追い立てられているようだ」と感じられるのも無理はないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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