記事は、「中国の北京にある故宮は紫禁城と呼ばれ、明の時代の1420年に落成した。
そのうえで、「故宮は落成から清朝最後の皇帝溥儀の時代に至るまで、24人の皇帝の住居となってきたが、その間、破壊と放火、再建を経験してきた。しかし不思議なことに、1937年に勃発した日中戦争では、日本が北京を占領した際に故宮を破壊しなかった。これはいったいなぜなのだろうか」としている。
戦争状態のなかで故宮が破壊されることなく保存された理由について記事は、「当時日本軍は平和的な接収に偏向していたため、必要以上の破壊行為を行わなかったという。また、故宮博物院の文化財はすでに南方に移されていたこともあるようだ。さらには日本軍はすでに溥儀を操って満州国を作っており、北京の故宮も自らの所有物だと考えていたために壊さなかったという見方もある」と説明した。
その一方で、「こんな説もある。日本人は中華文化を崇拝しており、戦争中もこの考え方が残っていたため、故宮のような建築を破壊するのは忍びないと考えたというのだ。もっとも、過去から現在に至るまで多くの国では文化財に対する攻撃や破壊が行われてこなかったからこそ、今でも多くの名勝旧跡を尋ねることができるのだ」とし、最後に「歴史の痛みは忘れてはならないが、歴史ある旧跡は本当にしっかりと保存しなければならない」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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