長寿大国である日本では平均寿命が年々伸びているようで、厚生労働省が2017年に発表した調査によると、2016年の日本人の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳となり、いずれも過去最高を更新している。日本の高齢者はいくつになっても若々しいが、その秘訣はどこにあるのだろうか。


 中国メディアの快資訊は8日、日本の女性高齢者の若さの秘訣は「化粧」にあったとする記事を掲載した。化粧をすることで美しくなるだけでなく、健康にも寄与するのだという。

 日本と中国とでは、そもそも化粧に対する考え方が異なっていると言えるだろう。日本では、化粧が女性の身だしなみとなっており、いくつになってもきれいにしているものだが、中国では化粧をする高齢女性はほとんどいない。とはいえ、日本でも高齢になると入院や介護をきっかけに、化粧をやめてしまう女性が少なくない。記事は、ある日本の化粧メーカーが開発した、化粧を通じて介護予防を目指す「化粧療法」を紹介した。


 記事は、高齢期の女性が化粧をすることの効果として、気持ちが明るくなり、自信が持てるようになるほか、自分で化粧することによって「脳が刺激」を受け、認知機能への効果が期待できると紹介した。

 さらに、「身体機能の向上」も見られるという。化粧品の容器を開け、中身を出し、顔に塗り、再び容器を閉めるという一連の動作は食事の時よりも2-3倍の筋力を使うため、手や腕の筋力のアップにつながるという。さらに、顔に化粧品を塗ることは唾液腺のマッサージにもつながり、「唾液の分泌」を促す効果もあるそうだ。

 高齢女性を心身ともに元気にさせてくれる化粧療法。きれいにしながら健康と若さを保てるなら一石二鳥と言えるだろう。
記事は、「日本の高齢者が長生きなのには秘訣があった」と感心している。しかし、だからといって中国で高齢女性がいきなり化粧を始めたら、家族や友人はちょっと驚いてしまうかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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