日本は防衛面で必要となる戦闘機や兵器の多くを米国から購入している。戦後、日本は航空機開発を禁じられたこともあって、日本には純国産の戦闘機は存在しない。
こうした要因から、中国では日本の防衛面にかかわる科学技術力は中国ほど高くはないと考えられがちだが、こうした考えは正しいのだろうか。

 中国メディアの快資訊は10日、日本の科学技術力を軽視してはならないと伝え、一部の分野では中国を大きく上回る技術力を持つほどであると主張する記事を掲載した。

 記事は、日本で先進技術実証用の実験航空機「X-2」を例に挙げ、小さな実証機ではあったが、そこには多くの先進技術が詰まっていたことがわかっていると指摘。特にエンジン性能は非常に高かったようだと伝え、これは日本の金属を精製し、合金を作る技術である「冶金技術」が高いためであると強調した。

 冶金技術は防衛に限定されたものではないが、「日本の技術力は中国を大きく上回っている」と伝え、もし、中国の冶金技術が日本と同水準であったら中国のステルス戦闘機「J20」に搭載される渦扇-15エンジンの能力はさらに高まり、米国のF22に劣らないほどの能力となるはずだと論じた。

 また記事は、日本の固体燃料ロケットに関わる技術力も中国を大きく上回っているとしたほか、電子・通信に関する技術力も相当なものだと強調。日本は近年、防衛力という名目において実質的な軍事力を増強し続けていると主張したうえで、日本は今なお軍事的野心を捨ててはおらず、中国は日本の動きに警戒を緩めてはならないと主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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