中国メディア・今日頭条は12日、中国のフルサービス航空会社の日本路線で提供された食事の内容がひどかったとする記事を掲載した。

 記事が「吐きそうになるくらいひどかった」としたのは、中国の民間航空会社で、「格安航空会社(LCC)よりも安い」とされるフルサービスキャリアの吉祥航空で提供された機内食だ。


 まず、日本行きのフライトでは麺とご飯から選べたとのことで、記事の作者は麺を選択。そこで出てきた麺料理の写真を掲載しているが、茹でたパスタのような綿に豚肉の細切りや赤ピーマンのようなものが絡まっているのが見える。これは炒めスパゲティなのか、炒麺なのかは食べてみないと分からない。記事曰く「ほとんど味を感じないほどに味付けが薄かった」とのことである。

 そして帰りの便では、肉団子の酢豚風のような見た目をした料理と、白米とのセットが供された。記事は「肉団子は酸っぱくて甘い味付けなのだが、肉団子が実に固い。まったくもってしっとりとした感じがない」と断じた。記事は最後に「ひどい食事だった。わが国の航空会社の機内食レベルは低すぎると思わないか」と問いかけている。

 作者の主張に対して、多くの中国のネットユーザーが注目しているが、その見方はまちまちだ。「機内食が出るだけ十分だろう。(LCCの)春秋航空では出ないのだから」、「おいしいものを食べたければ、格安の航空会社を使わなければいい」、「機内食に文句を言う前に、チケットを買うのにどれだけのお金を払ったのか、胸によく手を当てて考えてみろ」、「日本に行くのなら、日本のキャリアの飛行機に乗るのがベストだよ」、「確かに自分もそう感じてた。
パン1個で終わりなんてザラだったもの」などといったコメントが寄せられた。

 やはり、「より良いサービスを受けるには、それなりの代価をし払うべし」ということに尽きるだろう。飛行機というと「乗客のためにありとあらゆるサービスをしてくれる」というイメージを抱きがちだが、必要最低限のサービスのみを提供するLCCや、格安のフルサービスキャリアが出現した昨今において、その考えは改めなければならない。もちろん、コストの範囲内で可能な限り良い物をすべく航空会社側も努力する必要がある。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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