記事はまず、日本は「我々の漢字であふれている」と紹介。漢字の起源ははるか紀元前にさかのぼるのが、中国人にとっては自分たちが起源であるという意識が強いようだ。それはさておき、日本で中国人旅行者は漢字のおかげで意味は「半分くらい」わかるため、便利に感じるという。
しかし逆にいうと、半分くらいは分からないということになる。その理由について記事は、ひらがなとカタカナという日本独自の文字があるからだと指摘。ひらがなもカタカナも漢字を基に日本人が創りだした文字だが、「外側だけを真似て意味が伴わなかった」と紹介した。
また記事は、過去には漢字が日本から消える可能性もあったと紹介。明治維新のころには漢字廃止論も出たものの、すでに漢字が国民に浸透していたうえに、漢字をなくせば後代の日本人が漢字で書かれた昔の書物を読めなくなり、歴史や文化遺産を理解できなくなった可能性があったと指摘した。
記事は、このように日本における漢字の遍歴を紹介しながら、漢字を廃止しようとしたことや、漢字からひらがなやカタカナを作って文字を変えてきたことに不快感を示した。現在では日本の常用漢字は中国のそれよりも少ないが、それも「中国の古代文明の伝承から抜け出したい」気持ちの表れだと主張。文字を自分で作りだすこともできず、かといってそのまま使うわけでもなく独自の文字を作った日本人は「非常におかしな」人たちであると締めくくった。
実際のところ、多くの漢字の意味は中国語と変わらず、最近では「偽中国語」なるものまで日本では流行しているが、中国人が見てもだいたい意味が通じると言われる。一部の漢字は中国語と意味が異なっているが、その多くが日本では古代中国語の意味を残しているのに対し、現代中国語では意味が変化してしまったものだ。やはり日本人は、漢字に対して深い敬意を抱いていると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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