世界には様々な商売があるが、近年増加している中国人観光客の多くが日本で立ち寄る人気スポットがあるという。中国メディアの快資訊によれば、それは「占い」であり、街中で見かける占いの商売を「日本で最も儲かる職業の1つ」と伝えつつ、「多くの中国人が詰めかける占い師は椅子を置くだけで大儲け」と伝えている。


 中国にも「算命」と呼ばれる陰陽五行思想に基づいた占いがあり、1つの職業として確立されている。今でも名前を決めたり、引っ越しの日にちを決めるなどの際に「算命」で相談する中国人も多くいる。

 記事は日本の占いの方法はさまざまだが、中華街には中国人に人気の占い師がいることが多いようだと紹介。日本の占いを体験した中国人女性によれば、「中国の一般の易者と同じように話が滑らかで、当たり障りのない助言を与える点も特に中国と違いはなかった」と感想を語っている。

 中国人の女性にとって初めてとなる日本での占いは「人生に大きな影響を与えるような助言はなかった」そうだが、1回の料金が高いもので200元(約3344円)と高額なうえに、占い師の大半は日本語しか話せないため、「日本が聞き取れなかったことが気になって仕方なかった」という。

 続けて、中国人旅行客の間で人気の店は1日およそ1000人の客が訪れると伝え、「椅子を置くだけで一日数百万円を売り上げるなんて、日本でもっとも儲かる職業ではないか」と主張。また、客の大半が中国人観光客であることから「中国人を相手に儲けるなんてなかなかすごい」と主張した。

 中国人は確かに占い好きな人が多いように見受けられる。日本では手相や血液型占いなどが広く知られているが、中国や台湾では血液型占いは一般的ではなく、その代わりに「星座占い」が「よく当たる」として人気だ。日本の占い師も中国語を学び、占いの結果を中国語でしっかり伝えることができるようになれば、中国人客でさらに賑わう商売になるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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