日本人・中国人ともに友人が多いという記事の中国人筆者は、双方の言い分を紹介している。日中両方の文化を理解していなければ、容易に誤解が生じるところだ。記事はまず、中国人は「太った子どもが大好き」なため、日本人の親子を困惑させ、怒らせることさえあると指摘。太っていて体が大きい子どもの母親は褒められ、太っていないと逆にやせ過ぎだと注意されてしまうからだ。日本の母親は普通、少しくらい太っていてもやせていても健康なら良いと思っていて、他人にとやかく言われるのを嫌がるようだと伝えた。
さらに、感覚の違いは「冬に厚着をさせるかどうか」、「習い事は趣味か本気か」の問題にも表れるとしている。中国では子どもが寒い思いをするのを恐れ、雪だるまのように厚着させる傾向がある。そのため日本人の母親が中国で子どもを連れて出かけると、知らない人から薄着だと注意されてうんざりしてしまうそうだ。逆に日本人からしたら、厚着しすぎる子どもは「かわいそう」に感じるものだ。
習い事も、日本人の感覚では「趣味」で、特に子どもにとっては遊びのようなものとらえているが、中国人の親は、子どもの習い事にも高い完成度を求める傾向にあるという。
子どもの育て方を巡っては、文化の違いがあるのは当然だ。しかし、日本と比べると中国の子どもたちが生活面では過保護に、学業の面では厳しく育てられているというのがはっきりわかる。周りの大人も口を出してくるということを考えると、これは社会全体の問題ということになるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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