中国の沿岸部の都市は著しい発展を遂げる反面、内陸の農村部は発展が遅れているため、地域間の経済格差は開く一方だ。また中国では農業では儲けを出すのは難しく、昔ながらの貧しい生活を送る農民が多い。
中国メディアの快資訊は10日、日本の農村部の生活を紹介し、「中国と比べて日本の農村が発展しているのはなぜなのか」と問う記事を掲載した。

 記事は、「日本の農村部は都市部と同じように基本的なインフラが整備されているので、自然環境が豊かであるという点で都市より快適な生活を送ることができる」と紹介した。また日本の農家は自家用車を所有できるほどに豊かで、農業の機械化も進んでいて中国の農民より生活水準が高いことを指摘したほか、家の周囲を整備して綺麗な環境を保ち、自家製の作物を食べる健康的で理想的な生活を送ることができていると紹介した。

 中国では地域の経済格差が農民の生活に直接影響を及ぼし、農村部から仕事を求めて都市部に出稼ぎに行く農民工と呼ばれる人が多く存在する。しかし、「中国の農村でも日本のようにインフラが整い、豊かな生活ができるなら、ストレスの多い都会など誰も好んで出ないはずだ」と訴えた。

 多くの中国人にとって、日本の農村には「理想の生活」があるようだ。確かに中国には基本的な生活インフラすら整備されていない農村も少なからず存在する。沿岸部の発展が内陸の農村にまで波及する時は果たして来るのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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