記事は、日本と中国では同じ東洋文化で比較的文化が近いものの、感覚の違いは大きいと紹介。特に人間関係については、「天と地の差」と言えるほどの違いがあるという。そのため、日本に留学している外国人は、来日したばかりのころは親切な日本人に親しみを感じるものの、1、2年経っても深い付き合いができないことに違和感があるとしている。
記事は、ネット上で在日留学生と日本人の双方がこの問題に関心を示し、熱い討論に発展していると紹介。留学生は持っていた違和感を他人と共有できて理解が深まり、日本人は自らの習慣を見直すきっかけになっているようだ。
ある外国人は日本人について、「表面上は優しいが本音が分からない」と苦言を呈している。これを、空気を読む文化のため感情を隠すのが上手くなってしまったためと分析、「友達なら本音を隠して無理に笑顔を作る必要はない」と意見している。また、海外生活の経験がある日本人は、日本人は本音を言わなすぎると感じるそうで、「もっと人をほめたり、思ったことを言ったりしよう」と呼びかけた。
しかし逆に、変わる必要はないと感じている日本人もいるようで、「本音を隠すのは一定以上仲良くする気がないからで、無理に笑顔を作るのは、表面上優しくしておいたほうがお互い平和に過ごせるからだ」と説明している人もいた。さらには、どの国の人でも、感じが良くて心を開いている人の周りには人が集まるものだという意見もあり、つまり人それぞれということなのだろう。
人当たりは良いが、表面上の付き合いになりがちな日本人の人間関係。これでいいと思うか変わるべきだと思うかは人それぞれだが、日本人の特性を理解することで少なからず誤解は回避できそうだ。
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