旅行目的で訪日する中国人が増加すると同時に、中国人旅行客によるトラブルも増えている。料金を支払う前に商品を食べ始めてしまう客や買う気もないのに商品を触る客などが日本人の店員とトラブルになった事例があるほか、空港では遅延に怒った中国人旅行客たちが集団で中国国歌を歌って抗議するなどのトラブルも起きたことがある。


 中国メディアの快資訊はこのほど、日本では中国人旅行客によるトラブルが多発しているためか、「日本人は中国人の民度は低い」と思っていると伝えつつ、なぜ日本人の目には「中国人の民度が低く映るのだろうか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、近年の中国では旅行ブームが起きていて、日本は人気の渡航先の1つだと指摘。中国人旅行客の旺盛な消費は日本だけでなく、世界中で歓迎されていて、免税店には中国人を専門に対応するスタッフもいるほどだと伝え、中国人としては「自分たちが尊重され、大事にされているようで気分が良い」と論じた。

 続けて、多くの中国人にとって日本は理想的な買い物天国だと伝え、サービスの質も高いため、中国人旅行客にとって日本旅行の満足度は非常に高いと指摘。だが、中国人の満足度と裏腹に、日本人は「中国人は民度が低い」と認識しており、心から歓迎しているわけではなさそうだと主張、これは日本の街中に存在する「中国人のマナーに対する中国語での注意書き」からも見て取れると論じた。

 記事は、中国人の民度が低いとみなされる理由として「声が大きいこと」、「所構わず痰を吐き捨てること」などを挙げ、「日本人はロシアで開催されたワールドカップで自発的にスタジアムの清掃を行うような国民」であると主張。こうした行動が取れる日本人に対し、痰を吐き捨てたり、ポイ捨てしたりする中国人が「民度が低い」と指摘されることは「偏見でも蔑視でもない」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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