多くの中国人が国外旅行を楽しむようになっており、日本を訪れた中国人が感じることとして「日本の物価は中国と比較して高い」ということが挙げられる。特に、日本で販売されている果物は「非常に高い」と感じるようだ。


 中国メディアの快資訊は20日、「日本の果物や農作物はなぜこんなにも高いのか?」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本の農家がどのように農作物を生産しているのかを紹介している。

 中国の13億人以上の国民の胃袋を満たすためには大量の作物を生産する必要があり、中国では多くの人が農業に従事している。だが、中国の農業の方法といえば「大量生産と薄利多売」が基本であり、小規模な農家にとっては利益が出にくい状況にある。それゆえ、近年では農業に従事する若者が減少しているようだ。

 記事は、日本は国土が狭く、農業従事者の高齢化などの問題があるゆえ、生産量が少なく価格も高くなってしまうと紹介。だが、日本では農産物の改良などの研究がなされていることを紹介、例えば、日本では1万5750円(約950元)もするメロンが販売されているが、味の保証のために厳しい審査を通過した果物のみ消費者のもとに届けられるのだと紹介し、日本で販売されている農産物の価格が高いのも納得がいくことであると紹介した。

 中国で販売されている農産物は非常に安い。だが品質の保証はないため、消費者の側に目利きの能力が求められる。中国を訪れる機会があれば自分の目利きの能力を試してみるのも面白い経験となるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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