訪日する中国人観光客の多くは、日本に存在する「中国の歴史」の香りを感じ、「まるで唐の時代にタイムスリップしたようだ」と感じるというが、同じ文化のルーツを感じながらも、日本の寺院を訪れると「中国の寺院とは全く異なる様子」に驚きを感じるという。
中国の寺院では人々がお祈りのために長いお香の束を燃やすのだが、「濃い煙が充満しているうえ、お香が積み上げられ、乱雑としているので片付けるにもかなりの時間が必要だ」と指摘した。しかし、こうした寺院の光景は中国人にとって昔からのもので、香を焚くのは幸せを求める信仰の行為なのだと説明するも、「人が押し寄せてにぎわう姿は市場のように活気にあるれている」とした。
また中国で日本の初詣にあたる新年のお参りは「人の山、人の波が一面に広がり、いつも以上の熱気に溢れかえる」ので、厳かに祈りを捧げる場所の雰囲気はまるで感じられないと指摘した。
中国の寺院に対し、「日本の寺院は訪れる人に静寂を感じさせる」と紹介し、それは訪れる人が少ないからではなく、「日本人にとって仏閣は非常に神聖な場所であるゆえ、内部に入る人は自分の挙動に注意を払うからだ」と説明した。また寺院・仏閣へ続く門前はとても賑やかだが、中国のようにごちゃごちゃした印象やゴミが散らかっていることはないと指摘し、「日本人の心の中には、寺院は静寂を求めて訪れる場所となっている点で中国の寺院と大きな違いがある」と、それぞれに根付いた文化の違いを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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