中国で日常生活に欠かせない存在になったスマートフォン。インターネットやメール、ゲームや投資、モバイル決済など、一日中スマートフォンの画面を眺め、手放すことが出来ない「スマホ中毒者」も非常に大勢いる。
食事や車の運転の時ですらスマートフォンを片手に持っているほどだ。

 近年は中国のスマートフォンメーカーからも安価で性能の良い製品が次々に登場しているが、日本の携帯やスマホのように防水機能がある製品は少ないようだ。中国メディアの快資訊は26日、「日本の携帯電話やスマホにはなぜ防水機能が必要なのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事はまず、中国の鍋料理を提供するレストランでは「携帯電話やスマホを入れる透明の袋」を提供する店があることを紹介。これは多くの中国人が食事中もスマホを見るため、スマホが汚れてしまわないようにする店側のサービスであると紹介した。

 続けて、日本では防水機能が備わったスマホが販売されているので、こうしたカバーは必要ではないと伝え、なぜ日本で販売されているスマホに防水機能が備わっているのだろうかと疑問を投げかけ、それは「日本にはスマホを片手にゆっくりとお風呂に浸かりたいという人がいて、こうした要望にこたえる形で日本のスマホには防水機能が備わっているのだ」と論じた。

 続けて、防水機能の有無は諸外国のスマホメーカーが日本に進出しにくい理由の1つとなっていると分析している。すべての日本人がスマホを片手にお風呂に浸かっているわけではないが、スマホに生活防水があれば安心なのは間違いない。中国ではお風呂に浸かる習慣はないが、スマホを手放せない人が多くなっている。今後、中国でも防水機能が付いたスマホが登場してくるのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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