日本人の若者が財布をズボンの尻ポケットに無防備に入れて歩いている姿について、記事は「中国人にとっては驚きの行動だ」と指摘し、「財布の半分以上が突き出ていて、これでは自ら泥棒に取ってくださいと言っているようなものだ」と感じるという。しかし、実際には日本での窃盗発生率は極めて低く、また落とし物が戻って来ることでも日本はよく知られているとし、こうした行動の背後には「日本人の国民性が関係している」と主張した。
それには、「秩序を守り、人に迷惑を掛けないようにすると言う考え方」だと指摘したほか、窃盗はもちろん取得物を着服することは犯罪となるが、「日本人は信用を重んじており、一度失った信用を取り戻すことが難しいことを知っている」とし、これも犯罪の抑制につながっていると主張した。
更には日本の歴史を紐解き、中国の古代の文献には「倭奴国(わのなの国)は窃盗はなく、争いは少ない」という記述が残っているとし、「古代から盗みは汚れた行為で、社会に禍をもたらすと考えられていた」と紹介した。また、戦国時代には「一銭斬り」という法が定められ、一銭でも盗んだ者は切り殺すと言う厳しい規則が定められ、「日本人の秩序を守る概念が形作られた」と分析した。
中国にも盗みを厳しく処罰する法が「後漢」の時代にあったが、「厳しすぎる制度が反感を買い、国を滅ぼす結果となった」とし、中国には根付かなかったとした。日本は中国人から見ると治安が良いと映るようだが、記事の主張のように戦国時代の厳しい「一銭斬り」の刑罰が関係しているのなら、中国には根付かなかったことは残念と言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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