中国では、近年の経済発展に伴い、多くの人が国外旅行を楽しむようになっている。日本も中国人の人気の渡航先となっており、日本を訪れる中国人観光客は増加している。
日本を訪れた中国人は、買い物のほか、日本でしか味わえない体験を求めるようになってきているようで、日本の神社仏閣を訪れる中国人観光客もたくさんいる。

 中国にもお寺は存在するが、日本のように細かいマナーやルールがあるわけではない。中国メディアの快資訊は7月30日、「日本の寺院を訪れる際に気を付けなければならないこと」という記事を掲載し、日本の寺院でのマナーについて紹介している。

 まず記事は、日本の僧侶の多くは結婚しており家族がいること、税金が免除されていること、ときに高級車に乗っていたり、肉も食べることなどを紹介し、同じ仏教国であるが、中国の仏教と多くの点で違っていることを紹介。

 さらに日本のすべての寺院が24時間開放されているわけではなく、ある寺院は個人の所有地に建設されている場合もあることを紹介したほか、神社仏閣を訪れた際には、静かにする、帽子をかぶらない、サングラスをはずす、極端に肌を露出した服装をしないといった基本的なマナーを守ることが非常に大切であることを強調している。

 さらに、日本のお寺の建物中は「土足厳禁」であるので、靴下を履いていなかったり、足が臭かったり、靴下に穴が開いていたとしたら、非常に無礼な行為となってしまうことに加え、自分も気まずい思いをすることを紹介した。

 なにはともあれ、日本を訪れる中国人が増加しているのはうれしいことだ。基本的なマナーを知った上で来日してもらえれば、気まずい思いをすることなく日本旅行を満喫してもらえることだろう。観光大国を目指している日本としては、さらなる観光客の増加に期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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