長寿大国として世界に広く知られている日本。現在、世界の最高齢者は男女ともに日本人だ。
日本人が長寿である要因として、しばしば食生活が挙げられるが、中国メディア・参考消息は6日、「日本人の長寿はさまざまな要因が重なり合ったもの」と伝えている。

 記事はまず、これまで世界最高齢だった日本の都千代さんが先月117歳でなくなり、これにより現在115歳で同じく日本人の田中カ子(かね)さんが世界最高齢の座に就いたと紹介した。日本人女性の世界最高齢は、19世紀最後の生存者で今年4月に亡くなった田島ナビさん、都さん、田中さんと直近で3人続いている。

 そのうえで、日本は人口の12.5%が75歳以上で、2%が90歳を超え、100歳を超える人が世界最多の6万7000人超いると説明。日本政府が統計を取り始めた1963年には100歳以上の国民はわずか153人だったが、98年に初めて1万人を突破し、その後も数が増え続けていることを紹介した。

 そして、厚生労働省が日本人の長寿化について「医療レベルの絶え間ない進歩、そして、日本人の不健康な生活に対する正確な認識」が背景にあるとの見方を示しているほか、日本の科学者が「遺伝学、生活条件、社会の発展、居住環境、医療衛生サービスなど様々な面から分析する必要がある」との結論を出したと伝えた。

 記事はその一方で、かねがね注目されている飲食の習慣も確かに長寿の要素の1つであるとし「日本の100歳のお年寄りたちによれば、食べ過ぎない、食べ物をよく噛んで味わう、赤身肉を食べたら今度は白身魚といった具合に食べるもののバランスに気を付けるという。彼ら自身、飲食の習慣が長寿の秘訣と考えているようだ」と紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
日本の刺身や寿司や刺身に挟まってる緑のフィルム、その意味を知って感動した!=中国メディア
3つが2つになった自動車のペダル、日本人がまたまた「黒技術」を発動して1つにしてしまった!=中国メディア
日本は世界の「大国」なのか、それとも「強国」なのか=中国メディア
日本と中国のファストフードを比較してみて分かった、日本との絶望的な違い=中国メディア 
中国人観光客を幸せにする、日本の9大都市の「ご当地グルメ」たち=中国メディア
編集部おすすめ