中国メディア・東方網は8日、「日本の4つの『変態的』な部分を見て、われわれがスタートラインの時点ですでに負けていることが初めてわかる」とする記事を掲載した。

 記事は、「それぞれの国にはそれぞれの方式や特徴がある。
ただ、相対的に見て、日本の児童教育は実に細かいところまでしっかりやっており、われわれが注目し、参考にするに値する点が多い」としたうえで、そのポイントとなる点を4つ挙げて説明している。

 1つめは「あらゆる事柄に網羅されている礼儀の教育」だ。記事は「日本の幼稚園では、登園した園児がまず自分で靴を履き替える。自分の荷物を自分でロッカーに入れる。そして、先生の伴奏のもとで『先生おはようございます、みなさんおはようございます』といった内容の歌を歌い、互いにお辞儀しながらあいさつする」と紹介。日本の幼稚園における最も大きな教育目標は「子どもが笑って過ごせること、そして感謝を言えること」であるとし、幼稚園生活の細かい部分1つ1つに、子どもに対する礼儀の教育の要素が隠されていると説明した。


 2つめは、自立の教育である。他人に迷惑を掛けないというが日本の教育における重要なテーマであり、子どもは小さいころから他人に頼らず身の回りのことを自分でやることが求められるとした。そして、先日のサッカーワールドカップで日本のサポーターが試合後のスタンドを清掃して称賛されたこと、日本代表がロッカーをきれいに片付けて感謝のメッセージを残していったことを挙げ、「これこそ小さいころからの、小さいことからコツコツ積み上げてきた習慣のパワーなのである」と解説している。

 3つめは、全員参加で協力し合う教育だ。小学校では子どもたちが当番制で自ら給食を取りに行き、配膳を行うと紹介。また、配膳だけでなく、食器をきれいに片付けて給食室まで持って行く作業も分担して行われるとした。
さらには、学校では決まった時間に清掃が行われ、これも子どもたちが様々な持ち場を分担してみんなで教室をはじめとする学校内をきれいにすると伝えた。

 そして最後の4つめは、チャレンジする教育を挙げている。「子どもたちにチャレンジさせ、失敗を通じて成功への道を一歩ずつ進ませる。典型的なのは、スポーツ関連の活動だ。子どもたちの努力目標を設定し、これに近づくたびに教師が誉める。そして、失敗して挫折しそうになった時にはみんなで励ます。
そうすることで、子どもたちが失敗を恐れなくなり、失敗が成功のために必要な道であることを認識するのだ」と説明した。

 今は夏休み真っ最中。子どもたちは休みの中で様々なことにチャレンジし、体験することでさらに一回り成長して新学期を迎えることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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