日本のいたる場所で見られる「順番を守って列に並ぶ姿」は、中国人から見て特異な行動に映るようだ。中国メディアの快資訊は8日、「日本人はどんな時にも順番を守って並ぶ」と伝え、日本人がさまざまなシーンで行列を作って並んでいる様子を写真とともに紹介した。


 日本を訪れる中国人観光客は飲食店の前などにできている長い行列を目にして驚きを隠せないという。日本を訪れた中国人旅行客も日本滞在中は、買い物の会計、食事、観光地、さらには、トイレまで行列に並んで待つことが求められるが、「これは日本人の生活の1つの要素で、1つの文化となっている」と説明した。

 人口の多い中国では必然的に長い行列が出来るが、日本と大きく異なるのは「人が押し合い、並ぶと言うより人だかりに近い」という点だ。それゆえに日本で見られる「人びとが整然と順番を守って並んで待つ光景」であり、しかも、誰に指示されなくとも自発的に並ぶ姿は驚異的に感じられるようだ。

 記事は日本人がこれほどまでに「並ぶことを愛している理由」として、「幼い頃から家庭や学校で、並ぶことは守るべき道徳習慣として教育されているから」と指摘。また、順番を守って並ぶことは「日本社会の平等意識の表れである」とし、社会全体の秩序を作りだしていると主張した。ゆえに地震などの災害時に交通機関が麻痺し、安否確認の連絡手段も限られるような状況下であっても、日本人は静かに並んで順番を待ち「大声で喧嘩をしたり、割り込む行為は全く見られない」と指摘した。

 さらには、ロシアで開催されたサッカーのワールドカップで「日本のサッカーファンは勝利を喜び、盛り上がった勢いで川に飛び込む人がいたが、飛び込む順番は守って並んでいた」と指摘し、「日本人はどこまで並ぶことが身に沁み込んでいるんだろう」と驚きを露にした。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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