中国メディア・東方網は12日、「日本の都市の上空に観音様が出現し、無数の観光客を呼び寄せている」とする記事を掲載した。

 記事は「社会の発展に伴い、人びとの生活レベルが高まるにつれ、多くの人が空いた時間を利用して旅行に出かけるようになった。
旅行は人の心身をリラックスさせてくれるうえ、見聞を広めることができる」としたうえで、「日本では不思議な現象が起きている。上空に観音様が出現し、神々しい光まで放っていて、日本にやってきた観光客たちが続々と見に行くのだという」と紹介した。

 記事が紹介したのは、宮城県仙台市泉区にある高さ100メートルの「仙台大観音」だ。「日本は常に地震が発生するから家屋や建物の背が低い。一方でこの観音像は背が高いため、遠くから見ることができる。しかも、像が真っ白なため観音様が空中に出現したように見えるのだ」と説明し、この真っ白な観音像に日光が照射されると「神々しい光」が放たれているような錯覚に陥るとしている。


 そして、「話によれば、この観音像は数十億円の大金をかけて建造されたもので、完成するとたちまち多くの観光客を呼び集めた。この観音像の建造は非常に成功したと言わざるを得ない。遠くから像を見れば、観音様が自分を見つめているように見え、その様子はとても壮観。後光が差しているかのような感覚に、多くの人『不思議だ』と声をあげるのだ」と伝えた。

 「仙台大観音」は1991年に建造された日本一大きな観音像で、2011年の東日本大震災でも被害はなかったという。約30年に渡り、平成の世の中を眺め続けてきた白い大観音像は、次の時代になっても街のシンボル、現地市民の心の支え、そして国内外の観光客を呼び込むスポットとして長く存在し続けることだろう。
(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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