記事はまず、中国の米食文化について紹介。かつては北方の小麦文化、南方のお米文化と称され、お米はあくまで南方を中心に親しまれる主食だったが、種々の理由により近ごろでは地域を問わず米食が好まれるようになったとした。そして、中国における米飯の食べ方はさまざまだが、最もポピュラーなのは「おかずとともに食べる」というスタイルだとしたほか、お米はあくまでも数ある主食の1つと捉えられており、価格も非常に安いと伝えている。
これに対し、日本については「みんなお米なしでは生きられない。日本ではお米こそが最重要な主食であり、それゆえ日本人は米飯をとても大切にしている。日本にも食べ方は色々あるが、ごくごくシンプルな白飯ですら日本人は『匠の精神』を発動する。最高の銀シャリを追求するのだ」と説明。日本人がこれほどお米を大事にする背景には、中国に比べて作物の栽培が容易ではなく貴重だったことがあるとし、お米の値段が高級肉より高価などという状況が起きるのも日本ならではであると説明した。
そして、最後にインドの米食文化について言及。「インドというと多くの人がカレーを想起する。確かにインド人はカレーが好きであり、それゆえお米も欠かすことができないのだ。しかし、インドでは真っ白な米飯を見ることはほとんどない。
現代の日本ではパンや麺など小麦を使った主食を食べる機会が、昔に比べて格段に増え、米飯を食べる割合が減った。「粉もの」の主食も間違いなくおいしいのだが、噛めば噛むほど甘みと旨味が溢れ出すというのは、やはりつやつやとした白飯をおいて他にないのではないだろうか。
米飯を主食とする国はアジアを中心に数多くあれど、米飯を食事の「主役」と考える国は日本ぐらいなのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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