北海道胆振(いぶり)地方で最大震度7の地震が発生し、北海道の広い範囲で停電が発生した。北海道は中国人にとって旅行先として人気が高い地域だけあって、中国でも北海道の地震被害は大きな注目を集めている。


 中国メディアの快資訊は9日、地震によって停電が発生した北海道では、買い物の際にキャッシュレス決済が使えなくなったと紹介し、「キャッシュレスは本当に信用できるのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、広い範囲で停電が発生した北海道では、普段からモバイル決済を利用していたため、現金を持っていなかった人が苦境に陥ったと伝え、「銀行口座にはお金があるのに、買い物ができない」状況になったと紹介。

 さらに、地震災害という非常時に買い物ができたのは現金を持っていた人だけだったと指摘し、「地震や津波などの自然災害が発生する可能性が高い日本はキャッシュレス社会に適応できるのか」という疑問も生じていると紹介した。

 中国はモバイル決済があらゆるシーンに浸透していて、日本をはるかに超える「キャッシュレス社会」となっている。スマートフォン1つであらゆる決済が可能となっているため、日常生活において財布を持ち歩かない人も多いだけに、北海道の地震によって見えたキャッシュレス社会の脆弱性に危機感を覚えた中国人も多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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