こうした車の汚れは主に黄砂や大気汚染が原因であり、内陸部や工業地帯は特にチリや埃が多いと言われている。マンションなどでも窓を開けっ放しにしていると窓付近に黄砂が積もるのが確認できるほか、大気汚染が深刻な日に外出すると鼻の穴の中が真っ黒になってしまう。こうしたチリや埃、大気汚染物質が車に降り積もるのだ。
中国メディアの快資訊はこのほど、自動車を所有する中国人にとってもっとも煩わしいのが洗車だと指摘し、なぜなら「今日洗車しても、明日にはもう車体にはチリや埃が積もっているから」だと紹介しつつ、チリや埃が少ない日本が羨ましいと伝えている。
中国でも洗車場はもちろん有料であり、1回で数十元(数百円)ほどの料金であることが一般的だ。お金を払って、せっかく綺麗にしても翌日にはもう車体がチリや埃で汚れてしまっては、確かにやりきれない気持ちになるだろう。
記事は、中国はただでさえ乾燥しがちであるのに、各地で建設工事が行われていて、さらに世界の工場として大量の大気汚染物質を毎日排出していると紹介し、中国人が洗車問題で煩わされているのは、中国が世界の工場として環境を犠牲にしてきたためだと主張した。一方、「日本では1週間洗わなくても車は綺麗なまま」だと伝え、洗車に煩わされない日本人が羨ましいと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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