近年、日本を訪れる中国人が増加傾向にある。中国人の訪日目的は様々であり、予算も人それぞれだ。
「爆買い」という言葉が生まれたように、買い物重視の人、日本独特の文化を体験したい人、宿泊施設にこだわる人など多岐にわたる。宿泊費を抑えて食事や買い物にお金を使いたいと思っている中国人は多いようで、宿泊費を安く抑えられるカプセルホテルを利用する人も多いようだ。

 中国メディアの快資訊は12日、「日本のカプセルホテルは非常に人気があるが、中国人が真似しても経営がうまくいかない」と紹介する記事を掲載し、日本のカプセルホテルについて紹介するとともに、中国に存在するカプセルホテルがなぜ成功しないのかを紹介している。

 記事は、日本のカプセルホテルがどのようなものかを撮影した写真を掲載し、それは名前のとおり大人1人が睡眠をとることのできるほどのスペースしかない非常に狭いホテルではあるが、「必要な設備はすべて揃っている非常に便利な空間」であると紹介。部屋には、ベッドのほかにテレビ、照明、クローゼット、コンセントなどが備わっているほか、共用部には浴場や給湯設備などがあり、カプセルホテルを体験したくて日本を訪れる中国人もいるほどだと紹介した。

 続けて、日本を訪れる外国人観光客に人気のあるカプセルホテルを、中国でも真似して営業を始める人がいるが、次々に倒産していると紹介。その理由として、中国で営業しているカプセルホテルは不衛生であること、さらに中国には安く宿泊することができる施設があるため、ほぼ同じ価格であれば多くの中国人は「部屋が広く、清潔な宿泊施設を選択する」ためであると分析した。

 最後に記事は、日本を訪れる予定があって閉所恐怖症でなければ、「カプセルホテルに宿泊してみる価値はある」と読者に勧めている。コピー商品が非常に多く出回っている中国だが、ハードは真似で対応できるが、ソフト面までコピーできるようになるまでにはもうしばらく時間がかかりそうだ。日本を訪れた際には、日本ならではのカプセルホテルをぜひ体験してほしいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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