「痛電車」とは、電車の車体全体にアニメキャラクターのデザインが施されたものを指す。近年熱烈なアニメファン達がアニメの舞台となった場所を聖地として訪れることに着目し、日本各地で町おこしを狙った試みとして「痛電」が走るようになっている。
中国にも日本のアニメ、漫画、ゲームファンがおり、日本の「痛い文化」に関心を向けているという。極稀にであるが、中国でも「痛車」が走っているのを目にすることもある。しかし、多くの中国人にとっては「痛電」と聞いても、「痛」からイメージするのは、「悲痛」や「傷の痛み」というもので、日本と中国で「痛」という共通の漢字が使われていても、日本の場合は「痛々しい行動」という自虐の意味を含むことは中国人には容易に伝わらないようだ。
中国では電車やバスといった公共の乗り物は各行政が管理しており、期間限定でもアニメキャラクターが車体全体に描かれたり、駅の構内にデザインされることはない。それゆえ中国人からすると、アニメファンでなくても「痛電車」は日本の面白い文化であると感じるらしい。
記事は、もし日本を訪れようと計画しているのであれば「各地を走っている痛電に乗って旅をするのも、日本ならではの体験になるはずだ」と、中国の読者に向けて勧めている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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