日本を訪れる中国人観光客の多くは、街や道路の整然とした様子に感心し、「中国のように路上にごみが散乱していないし、野良犬がうろついている姿も見ない」と散策を楽しむが、記事は「中国人旅行客は野良犬がいないことの背後にある、悲しい事実を知らない」と主張した。それは、日本では街を彷徨っている動物を保健所が保護し、「一定期間が過ぎても飼い主や里親となる新たな飼い主が見つからない場合、処分されているのだ」と説明した。
これまで、「日本の街が整然と保たれているのは日本人の民度が高いから」と思っていた中国人にとって、野良犬が最終的に処分されているという事実は大きな衝撃を与えたようである。
中国では徐々にペットの人気が高まっており、犬や猫を家族同様にかわいがって育てる人が増える一方で、捨てられる動物たちも増加している。また、中国の動物保護施設の行う管理の実態について知られていない部分が多い。日中共に動物の愛護家からすると、捨て犬や保健所での処分は心の痛むことであり、人間の都合で悲惨な目に合う動物たちがいなくなることを願うばかりである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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