しかし、最近では史実に基づかない現実離れしたストーリーや描写のドラマも多く、当の中国人たちも呆れ顔の様子だ。中国メディアの快資訊は9日、「日本が作成し日中戦争を題材にしたドラマ」について紹介する記事を掲載し、「時代背景を忠実に再現して制作しているゆえ、荒唐無稽な抗日ドラマに慣れた中国人は日本のドラマを見ると赤面してしまう」と伝えている。
記事はまず、中国で制作され放送されている「抗日ドラマ」はまさに多種多様で、中国人視聴者を喜ばせるために歴史や史実を歪め、誇張された描写の作品も多いと紹介。しかし、2015年にTBSが日中戦争をテーマに作成した「レッドクロス~女たちの赤紙~」というドラマは中国の抗日ドラマとまったく違っていたと紹介した。
「レッドクロス」では、旧日本軍の横暴さに加え、従軍看護婦が博愛の精神で取った行動、さらに日本人をかくまう同情心にあふれた中国人などが描写されていると紹介。正確な歴史を扱っていたとしたほか、八路軍についても歪んだ描写はなく、事実が歪められた中国の抗日ドラマとの違いに中国人としては「赤面してしまう」と伝えた。
近年では中国人からも、その内容が「デタラメ過ぎる」と批判の対象になっている抗日ドラマ。日本で制作された「レッドクロス」に対する見方も様々で、批判の声もあるが、旧日本軍を極悪非道に描いている中国の抗日ドラマとは確かに一線を画している作品といえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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