まず記事は、「中国において信用はぜいたく品の1つだ」と紹介。いくつかの具体例を挙げているが、中国では基本的に見知らぬ人を信用しない社会であり、信用できるのは家族や親しい友人だけと考える人が多い。そのため、政府機関や公共サービスであっても信用できずに、何事も「コネ」を利用するのだろう。
一方の日本は、「信用社会である」と記事は分析。もちろん、一部には不誠実な行為が見られるものの、全体的には信用度が非常に高い社会だと称賛している。一例として記事は、スマートフォンや財布を無くしても戻ってきたという実例や、トヨタの工場では組み立てラインにひもがぶら下がっていて、ひもを引っ張ればいつでも誰でも問題発生時にラインを止めることができると紹介。「これは、従業員がむやみにラインを止めることはないと信用しているからだ」と感心している。
それで記事は、「日本では人と人との間、人と会社との間、会社と会社との間に信用関係が構築されており、この種の信用関係が日本のビジネス社会発展の基礎となった」と分析。そのために、人と人との関係は単なる金銭や取引関係だけにとどまらず、道徳や道義を伴った関係になっているのだと論じた。
中国における他人に対する不信用は、多くの日本人の想像を超えていると言えるだろう。その分、身内や知り合いに対しては非常によくしてくれるというのも中国人の特徴だが、不信用は社会に多くの弊害をもたらすことは間違いない。
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