近年の著しい経済発展により、中国の都市部は他の先進国の都市と遜色ないほど近代的な街へと変化していて、そのことを中国人は誇らしく感じているようだが、中国にはいまだ発展から取り残されている農村部が数多く存在するのも事実だ。

 一方、中国人としては近隣諸国の農村部における発展具合も気になるようで、中国メディアの快資訊は20日、「日本と韓国の農村を比較してみた」という主題の記事を掲載し、「そこには非常に大きな差があった」と伝えている。


 記事はまず、「農村」と聞くと、中国人は「交通の便が悪く、発展とは無縁な場所を連想するはず」と主張する一方、日本の「農村」は都会の喧騒がないだけでなく、道路をはじめとするインフラは完備されているうため不便はなく、仕事や生活から来るストレスもなさそうで、毎日快適な暮らしを送れる点は中国と大きく違う点だと伝えた。

 では、同じように経済が発展している韓国の農村はどのような状況なのだろうか。記事は、中国の農村と非常に似た状態であると伝え、土地が痩せているため野菜や果物、さらに肉の値段は高いと紹介し、この点では「日本の農村とは非常に大きな差がある」と主張した。また、農村での高齢化が韓国でも非常に深刻な問題となっていて、農村で生活している人は結婚相手を見つけにくくなっているとした。この点は韓国も日本も同じ問題を抱えていると言えるだろう。

 中国の農村では鶏が放し飼いになっていたり、水辺では水牛が草を食べていたりする光景を今でも見ることもできる。一方、農村には仕事がないため、若者は都市部へ移り住んでしまい、高齢化が進んでいるのが現状だ。だが、中国の農村にはまだまだ多くの自然が残っていて、都会では経験することのできない自然環境がある。中国ではどんどん都市化が進んでいるが、残された良い環境を壊すことなく都市開発してほしいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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