中国メディア・東方網は11日、日本を訪れる中国人観光客の多くがたくさんお金を使って現地の特産品などのお土産を買いあさる理由について紹介する記事を掲載した。結論を簡単に言ってしまえば、「買わないと損をした気になるから」ということのようである。


 記事は、日本を訪れる中国人観光客の数は訪日外国人数のおよそ3分の1を占めており、しかも、その1人あたりの消費額は人びとを驚かせるほど多いと紹介。「日本にやって来ると、普段は財布の紐が固い人たちもお金を使わずにはいられなくなってしまうのだという。それはなぜなのか」とした。

 そのうえで、日本は世界3番目の経済力とともに高い技術力を持っており、さらには物事にまじめに取り組み、とことんまで突き詰める民族的な文化を持っていると説明。中国人観光客を筆頭に、日本を訪れる外国人観光客がついつい財布の紐を緩めて日本の特産品や土産物をたくさん買いたくなってしまう大きな理由はまさにその「職人気質」と呼ばれる文化的な部分にあるのだと伝えている。

 そして、「日本で作られ、売られているものは買う人をガッカリさせることが少ない。彼らは商品の使い勝手という部分において他の国の人よりももっと深く研究しており、消費者のお金を使う心理、物を使う心理に一層寄り添っているのだ」と日本製品の魅力を簡単に説明した。

 記事はまた「中国人だって勤勉だ。しかし、物事を進める時には総じて『差不多』(まあこんなものでいいか)という3文字に取りつかれてしまうのだ」と中国人の国民性に言及。一方で、中国人には「質の高いものには喜んでお金を出す」という性質も備わっているとし、以前に日本で買い物をする中国の中年女性が「こんな安くて質がいいものを買って帰らないなんて、損をした気分になる。もっと高くたって買って帰るよ」と語っていたという話を紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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