記事によると、ある英国人が日本と中国を旅行し、「日本と中国とでは、電車内の過ごし方が違う」と感じたと紹介。日本は「非常に静か」だと感じたそうだ。日本のドラマそのままに、それぞれが本を読んだり居眠りをしたりして、各自が他人に迷惑をかけずに時間を過ごしていると紹介。毎日の生活が忙しい日本人にとって、電車内の時間は貴重であるといえるだろう。
しかし、自分のことしか見えていないわけではなく、英国人旅行者からは、「周りの乗客のことも考えている」と評されている。駅で乗車する人が多い場合には、後から乗ってくる人の乗り心地の良さを考えて、できるだけ詰めて空間を作ってあげている、と紹介。日本人が電車内でも気をつかっていることを指摘している。
では、中国の地下鉄はどうだろうか。この英国人旅行者は、「きれいだった」と紹介している。中国の道路にはごみが落ちていたり、痰を吐く人がいたりして、清潔ではないと言われることが多く、地下鉄がきれいというのは意外だったのかもしれない。ただ、日本と違って「静かではない」とも付け加えている。
この旅行者は、日本の電車は「静か」で、中国では「きれい」という印象を受けたようだが、中国の地下鉄が「きれい」というのは、まだ新しいということも関係しているだろう。記事は、中国の地下鉄では飲食が禁じられているのできれいだとしているが、条例で罰則が定められている地域はあるものの、車内の飲食に関しては中国国内でも意見が分かれているようだ。
この点、電車の車内での飲食の制限がない日本では、罰則を設けなくても常にきれいな状態が保たれているのは興味深いことである。また、車内では人に迷惑をかけないように各々が静かに過ごしながらも、他の乗客にも気を配れるというのも、日本人の良さと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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