記事によると、最近では中国による輸出規制のため、生薬の価格が急騰しているという。このため、日本は新たな薬用植物の調達先としてミャンマーに注目し、現地での栽培はすでにかなり進んでいるようだ。現在では、漢方薬の原材料となる100種類以上の生薬をミャンマーで生産しており、輸入も10%を占めるまでになっていると記事は紹介。もともとミャンマーには、生薬を作る伝統があり、約2000年の歴史があることもよい土台となっているという。
日本では、製薬会社などがミャンマーでの生薬の栽培や施設建設に乗り出している。記事は一例として、一部の日本企業がマグウェ県に1000エーカー(約4平方キロメートル)の工場建設を申請したと紹介。建設完成後は、インドにある工場を移す予定だと伝えた。
しかし、ミャンマーに注目しているのは日本だけではない。記事によると、漢方薬の起源である中国も、ミャンマーから薬用植物を大量に輸入しているという。記事によると、先月15日から21日の間に、ミャンマーから中国に772トンの薬用植物を輸出し、これからも輸出したい意向を示したという。
これには、一帯一路政策も関係しているようだが、日本では民主化と経済改革支援のため、ミャンマーの特に少数民族の生活向上のため薬用植物の栽培を進めてきた経緯がある。
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