中国や韓国では5日、春節(旧正月)を迎えた。日本で元旦といえば新暦の1月1日を指すが、中国や韓国では旧暦の新年を祝う習慣が残っており、2019年は2月5日が元旦にあたる。


 また、日本の正月の習慣の1つに「お年玉」が挙げられる。この習慣は中国や韓国にも存在し、中国でお年玉は「?歳銭」と呼ぶ。キャッシュレスが進んでいる中国ではお年玉もキャッシュレスとなっていて、アプリを通じてお金をあげる人が圧倒的となっているという。

 中国メディアの環球網は4日、旧正月を迎えるということは「子どもたちにお年玉をあげなければならない時期を迎えるということ」だと伝えつつ、中国と同じように韓国でも新年にお年玉をあげる風習があると紹介、「韓国のお年玉の風習は日本もしくは中国から伝わったものかもしれない」と伝えている。

 記事は、韓国メディアが韓国国立民族博物館の研究内容として「お年玉の風習について書かれた最も古い文献が1925年のものだった」ことを紹介。韓国でも古くから新年になると子どもたちに果物やお餅を配る風習があったとしながらも、1925年より古い文献には、「お年玉」と明確に書かれた記述が見当たらないと指摘した。

 続けて、韓国ではお年玉の風習は「日本もしくは中国から伝わったもの」と認識されていると主張、中国では11世紀にはすでにお年玉の風習が存在し、日本でこの風習が広まったのは17世紀の頃だったと主張、「韓国のお年玉の風習は朝鮮王朝末期に交易を通じて、日本人か中国人かが韓国に伝えたものではないか」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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