中国を訪れたことがある人ならば、外壁にエアコンの室外機がたくさん取り付けられた建物を目にしたことがあるかもしれない。室外機は軽いものではないため、留め金が壊れて室外機が落下したら大惨事になりそうだが、中国では室外機を外壁に取り付ける建物が数多く存在するのが現状だ。


 中国メディアの太平洋電脳網は22日、中国ではマンションの外壁に何十台もの室外機が設置されているのは珍しい光景ではないと指摘し、「室外機の数を見れば、マンションの入居率を推し量ることができるほど」だと指摘する一方、日本のマンションは外壁に室外機が設置されていないと指摘し、その理由について伝えている。

 記事は、「日本のマンションの外壁に室外機がないからといって、日本人がエアコンなしで生活しているというわけではない」と伝え、日本人にとってもエアコンは「必要不可欠な家電」であると強調。そして、日本で外壁に設置された室外機を見ないのは「見栄えが悪いから」ではなく、あくまでも安全面を考慮してのことだと指摘した。

 さらに、室外機を外壁に設置する場合、金属製のスタンドを使用すると指摘する一方、いくら金属と言えども経年劣化によって落下リスクが高まるものだと強調。また、風雨に晒されれば室外機に汚れがたまるなどして、エアコン本体の性能も低下すると伝え、中国で見られる外壁への設置はデメリットだらけであると指摘した。

 記事は、日本ではマンションであればベランダに室外機を設置すると紹介し、それもベランダの床に置く形で設置すると紹介。
こうすることで落下リスクを排除できるうえ、室外機から出る液体が階下に落下して迷惑をかけることもなくなるとし、中国の各家庭においてもベランダがあるならば日本のやり方を模倣してはどうかと問いかけた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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