インドでは近年、中間所得層が急増している。裕福になったインドでは、白物家電市場の大幅な拡大が見込まれるという。
インドの家電市場をけん引しているのは韓国のサムスンとLGの2社で、このうち、より人気なのがLGだとして、中国メディアの今日頭条は15日、「LGはなぜインドで人気なのか」その理由を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、LGがインドでどれだけ人気であるかを紹介。冷蔵庫と洗濯機部門で顧客の満足度が2年続けて1位となったと伝えた。「全家電メーカーの学ぶべき対象」と称賛している。ではなぜそこまでインド人の心をつかんだのだろうか。記事はLGが実行したという3つの点を分析している。

 まずは、「生活を向上させるという概念を与えたこと」。LGがインド市場に進出してから20年ほどが経っているが、常に変革する姿勢を持ち顧客を満足させてきたという。2つ目は、LGの製品は「低価格高品質であること」。特に大型家電の場合、消費者にLGブランドを信頼してもらうために、耐用年数が長くなるように開発していると伝えた。3つ目には、「アフターサービスの良さ」を指摘している。

 インド人の平均収入の増加と、家電の普及率の低さからすると、インド家電市場は大きな可能性を秘めていると言えるだろう。
記事は、最近インド人が購入に意欲を持っているのが洗濯機で、電力と水の安定供給が望めるようになってきたためだと説明している。

 今のところ、この韓国の2社がトップ争いをしているようだが、もちろん日本企業もインドの家電市場には注目しているようだ。昨年は、パナソニックがテレビやエアコン、洗濯機などに続き、冷蔵庫も現地生産を始めると発表した。中国に次ぐ人口のインドは日本にとっても魅力的な市場である。このし烈な競争に日本メーカーも割って入ることができるか、注目されるところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
中国人富裕層はなぜ日本へ旅行したがるのか・・・ビザも取りにくいのに=中国メディア
あくまでも仮定の話だけど「日韓が竹島をめぐって武力衝突したらどうなる?」=中国
「数十年かけた反日の宣伝も、たった1度の訪日で吹き飛ぶ」・・・その理由は? =中国メディア
中国で普及した非現金決済、日本人が「スマホの充電が切れたら?」と疑問を抱く=中国メディア
韓国「日韓関係は破局寸前」、「日本の報復」を恐れる声も=中国メディア
編集部おすすめ