中国には「白髪偕老」という言葉がある。ともに白髪になるまで夫婦仲睦まじく年を取るというポジティブな意味合いを持つが、「白髪」は往々にして「年寄り」、「老化」というネガティブなイメージを帯びてしまう。
白髪を見つけるとついつい抜こうとしてしまう人も多いのではないだろうか。中国メディア・東方網は27日、日本で「白髪」に商機を見出した人が白髪抜き専門店を開業したと報じた。

 記事は、「年齢を重ねていくと、体系が徐々に崩れていくだけでなく、頭上の白い髪もどんどん増えていく。そこで多くの人が、老けて見えるのを恐れて髪染めの方式にて白髪を処理する。そんななか、ある日本の商売人は白髪を抜く専門店を開業した」と紹介した。

 そして、東京の赤羽駅近くにあるこの店では、客が店に入ると店員がピンセットを使って客の頭から生えている白髪を抜き、抜きながら携帯電話で白髪の数量を記録すると説明。30分で200本もの白髪を抜くことができ、価格は3000円ほどであると伝えている。

 また、このユニークな店を開業した店長が「若いころに白髪がどんどん生えてきて、抜いてくれる店を探したが、見つからなかったので自分で店を開くことを決めた」と動機を語るとともに、利用客の70%は男性で、現在のところ赤字が続いているが「客が来る限り続けていきたい」と意気込みを見せたことを紹介した。

 記事は、この白髪抜き専門店を知ったネットユーザーからは賛同の声のほかに、「これは早く禿げてしまうのではないか」、「髪の毛がなくなりそうになっても抜かなければいけない」などといった揶揄(やゆ)も出ていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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