中国メディアの今日頭条はこのほど、多くの中国人は歴史問題を理由に日本を心から好きになれない一方で、日常生活では多くの日本製品に囲まれて生活しているとし、中国人にとって日本は「複雑な感情を抱かざるを得ない国」であると主張する一方、ミャンマーを例にしつつ、「なぜミャンマー人が日本を憎んでいないのか」を考察する記事を掲載した。
記事は、日本はずっとミャンマーの複雑な歴史に関わり続けてきた国であるとし、その立場は「時には侵略者であり、時には支援者であり、そして投資家でもあった」と主張。第2次世界大戦中、日本はミャンマーに侵入し、英国という侵略者をミャンマーから追い出したと指摘、それゆえミャンマーでは日本は「植民地支配から解放してくれた国」でもあると論じた。
続けて、日本は戦後、ミャンマーにさまざまな支援を行ってきたとし、道路などのインフラ整備や学校の建設などを行ってきたと紹介したほか、医療や社会福祉、環境保護といった分野でも数多くの支援を行ってきたと強調。
こうした支援は金額こそ「莫大ではない」としながらも、ミャンマー人の暮らしに密接した「身近」な場所への支援であったと同時に、「ミャンマーが必要としていた時に、必要としていたものを支援した」と伝え、こうした支援によって「ミャンマー人にとっての日本のイメージは、侵略者から『自ら進んで助けてくれる良い国』へと変わったのだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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