記事はまず、1980年代以降の中国には日本のアニメや漫画が大量に入ってきていて、多くの若者に支持されていると紹介。また、中国の若者達に人気のアニメや漫画のうち、約60%が日本の作品で、29%が欧米諸国、残りの11%が中国の作品だと伝え、「日本のアニメや漫画が中国の若者達に大きな影響力を持っていることが分かる」と伝えた。
では、日本のアニメや漫画はどのような影響を中国の若者達に与えているのだろうか。記事は、「暴力的な殺人場面」を指摘している。日本のアニメでは暴力的なシーンが13.8%も占めていて、平均3分間の暴力的シーンが9分18秒ごとに登場すると主張し、若者の思考に大きな影響を与えるものとなっていると主張している。
また、アニメや漫画に夢中になり「偏った性格になってしまう」とも主張。長く続いた計画生育政策や家庭の経済事情により、中国では一人っ子の家庭が多く、多くの若者が孤独を感じている。そこに日本のアニメや漫画が入り込み、過度に夢中になりすぎて、中国社会に対して「偏った見方をするようになってしまう」若者も多いと伝え、保護者に対して「日本のアニメに警戒せよ」と注意喚起した。
中国には非常に多くの日本の文化が入り込んでいる。アニメや漫画もその1つで、街では多くの日本のキャラクターを見かける。アニメや漫画には様々なものがあり、確かに若者の考え方に悪影響を与える可能性のある作品もあるだろうが、中国ではアニメや漫画をきっかけに日本が好きになったという人も少なからず存在するのも事実だ。
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